M-1グランプリ2009決勝をもう1回じっくり見てみる4

Posted at 09/12/31

モンスターエンジン。男言葉でしゃべる鬼嫁キャラの作り込みがやや甘く、観客を引き込めなかった。結果として、昨年以上に印象の薄い漫才になってしまったのは残念。

中田カウスに「ガラが悪い」って言われても困るよね。M-1審査員はもはや、ガラが悪くない人の方が少ないんだから。

パンクブーブー。「時間の無駄」のように、間合いを取るボケの入れ方が絶妙。「なんで聞こえないんだよ」の地団駄踏むツッコミもいい。全く隙のない見事な仕上がり。

「笑い飯は燃え尽きました」という松本・紳助の突き放し方が恐ろしい。まあ、でも、これは彼らなりの笑い飯に対する手荒い激励でもあるわけです。07年のサンドウィッチマンは、似たような圧力を乗り越えて優勝したわけですし。

あと、上沼含む彼ら審査員の暴れっぷりは、今田の司会術に全面的な信頼を置いているからこそできることなんですよね。一球たりとも外さない今田のフォローがすばらしい。

NON STYLE。やっぱり、石田のセルフツッコミは無い方が明らかにテンポはいいですよね。よく練り込まれたネタだと思いますが、途中で石田が漫才に飽きてしまうという部分だけが、流れに合っていなくてやや不自然で、邪魔くさく感じられてしまう。

井上の何でもない一言を「なんか腹立つなあ」と受けてキャラを立たせてあげている今田はすごいと思う。

ここでバイクで来たという話を出してしまった石田は、確かに少し判断が甘かった。そこを上沼に指摘されてしまうのはしょうがない。

ここから、上沼、松本、紳助が怒濤のノンスタいじり。まあ、いろんな意味で、気安くいじるのにちょうどいいポジションに落ち着いてしまった感はあります。

NON STYLEの2本目。改めて見ると、そんなに悪いネタではないけれど、優勝させるような決め手に欠けるところがある。

パンクブーブーの2本目。面白いっす。文句ないっす。きっちり優勝を狙っている芸人のネタでしたね。

笑い飯。「チンポジ」という単語のインパクトが強かったんですが、冷静に見直してみると、ネタのチョイスの問題に加えて、演じ方がかなり雑になっていたというのもあると思う。彼らがこの時点で優勝を捨てていたとは思わないけど、何か独特の変なテンションだったんだろうなあ、という気はする。

優勝はパンクブーブー。まあ、ノンスタと飯が途中で息切れして、最後まで全力疾走していたパンブーに優勝が転がり込んできた、という感じの展開でしたね。

b.gif←普通の錬金術師

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