ジャックナイフの憂鬱(その3)
Posted at 08/02/03 PermaLink»
それでもJは復帰した。僕は、復帰直後の彼らのトークライブを観に行った。思えば、Jを生で見るのはこれが初めてだ。Jは事故で整形した目をかばうようにサングラスをかけていた。体の線はすらっと細く、脚は長い。顔つきが事故前とは少し変わっていたけれど、ギラギラしたJ特有のオーラは消えていない。大丈夫だ。一目見て直感的にそう思った。
事故の話、入院の話をネタに、次々と爆笑トークを展開。ライブは大いに盛り上がった。全体的にややゆったりと間をとってしゃべっている印象はあったけれど、トーク技術に衰えは見られない。Jは無事に帰ってきた。他の何者でもない、芸人として。
テレビ東京で新番組が始まった。今田耕司、東野幸治が司会を務め、Jもレギュラーとして出演するという。今度こそ、と期待に胸をふくらませて、僕はJの登場シーンを待ち望んだ。
Jは、現れた。顔に機関車トーマスのかぶりものをして。「ポッポー!」なんて言っていた。もうダメだ。Jがもう一度バイク事故に遭ったような気がした。
(つづく)