DVD『紳竜の研究』を研究する

Posted at 07/06/20

熱い! 漫才に死力を尽くした島田紳助の燃える魂が込められたDVD作品。松本竜介が亡くなったときのドキュメンタリー、島田紳助が2007年3月に行った特別限定授業「笑いの教科書の作り方」、『THE MANZAI』『花王名人劇場』出演時の紳助・竜介の漫才、の三部構成。

島田紳助がたった一度だけ行ったという特別授業の中身はすごい。お笑い芸の磨き方、テレビタレントとしての処世術など、現在の島田紳助を形作るに至るまでの秘密を100分ぶっ通しでしゃべりっぱなし。あの紳助がジョーク抜きの真剣な態度でNSCの生徒と向き合っている。芸人やタレントになりたい人は見て損はない、見ておいた方がいい内容。

その他、個人的に注目したいのは、本DVDに収録されている『THE MANZAI』8回目のときの紳助・竜介の漫才。今までと同じように観客の笑いを取っているのに、紳助本人はこのとき「ああ、終わった」と直感したという。今までの紳竜の漫才とどこが違うのか? 紳助はこのときに何を変えようとして、どこでつまずいたのか?

答えは直接語られてはいない。紳助は本DVDで11本の漫才ネタを並べて、その問いを投げ出すのみだ。謎を解く作業は受け手に全面的にゆだねられている。ミステリーの謎解きの感覚で勝手に考えて分析する楽しみが味わえる。

その手がかりとして、漫才の副音声は島田洋七が務めていたりもする。本格的に笑いを作ったり考えたり味わったりする上で絶対に外せない記念碑的な一品。

b.gif←君たちになれるんやったら10億払うわ

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